2018年01月17日

お花の髪飾り

お花の髪飾り.jpg
お花を髪飾りにして遊びながらまどろむふたり。

すべてボールペンだけで描きました。
いわゆる「ボールペン画」ってやつです。

ボールペン画ってのはなかなかセンスが必要ですね…。
でもペン画よりはやりやすいかもしれない。

なんだか人物の表情が若干邪悪な感じになってしまいましたが、
着物の雰囲気は気に入っています。
あとやはりボールペン画は髪の毛(特に黒髪)の描写が楽しいです。

それにしても、着物の柄を描くのって難しいですな…。

以下、メイキング。

お花の髪飾りメイキング1.JPG

お花の髪飾りメイキング2.JPG

お花の髪飾りメイキング3.JPG

お花の髪飾りメイキング4.JPG

お花の髪飾りメイキング5.JPG

お花の髪飾りメイキング6.JPG

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posted by イオ at 00:00| Comment(0) | 自作絵(モノクロ) | 更新情報をチェックする

2018年01月09日

なぜ漫画やアニメの目は大きいのか

先日、井筒監督とマツコが対談している2017年の記事を読んでいたときに井筒監督のこの発言が個人的に気になりました。

アニメの聖地巡礼って片腹痛くなるわ。マジでアホちゃうかと。
そこにあんな目玉のデカい女子はおりまへんがな!


たしかに、ふと思ったんですが、なぜ漫画やアニメに描かれている人物の目は大きいのでしょうか。

なぜ目が大きいのか.jpg
漫画でもアニメでもディズニーでもそうですが、やけに目がデカい。
もちろん作者や種類によって大きさはまちまちですが、明らかに現実からは剥離しています。

なぜ目が大きいのか参考文献.JPG
そこで、私の本棚にあるこれらの本から、なぜ漫画やアニメの目が大きいのか勝手に推測してみました。
基本的に少女向けの雑誌や少女漫画のルーツを辿っています。

そもそものルーツは日本画・浮世絵(平面的で顔の陰影をあまりつけない描き方)

竹久夢二・高畠華宵・中原淳一・松本かづち…などの挿絵画家・抒情画家が人気を集める。

小説から絵物語(紙芝居みたいに絵のボリュームが多い小説)や漫画へと人気が徐々に移行するようになる。

倉金章介の『あんみつ姫』が人気になる。
その後手塚治虫が登場、少女向けの作品では『リボンの騎士』などが人気になる。

手塚治虫の絵に影響された人がたくさん出てくる。

イラストは高橋真琴、内藤ルネなどが人気に。
徐々に目が大きく、きらびやかになってゆく。

60年代、少女漫画黎明期を水野英子が切り開いた。
70年代に入り、花の24年組や池田理代子などにより少女漫画の絵柄が確立?される。

その後80年代、90年代に入り、目の大きさが進化。

最近は少女誌・少年誌・その他の漫画や萌え系によってそれぞれ傾向はあるものの、基本的には皆大きい。
特に女性や年少者を描くときは目が大きくなることが多い。
萌え系の絵はカードキャプターさくらやセーラームーンや魔女っこアニメ系から影響を受けた人が多いのでは…?



私が勝手に独断で少ない資料をもとに分析した結果はこんな感じになりました。
もちろん、もっとルーツは色々あるだろうし、もっと細かく分岐していると思います。
たとえば、手塚治虫はのらくろやディズニーから影響を受けたようですし、西洋の風刺画のデフォルメから影響を受けた人も居たかもしれません。

改めて考えてみると、色々とおもしろいですね。

タグ:アニメ 漫画

2018年01月04日

やはり『君の名は。』にはモヤモヤする

昨日、テレビで君に届け…じゃなくて『君の名は。』を放送していましたね。

私はやはり、この作品を観れば観るほどモヤモヤした気持ちになってしまうのです。
以前も書きましたが…この作品自体をディスる気持ちは無いです。
言いたいことはたくさんあるけどね…なんでお互いのスマホを見てすぐに時間のずれに気づかないんだ?とか、会って泣くほどいつ惚れ合った?感情描写なさすぎるだろ…などなど。

でももうそれはそれで良いのかもしれないので、良しとします。
おそらく監督的には、恋愛というよりは精神的双子の片割れを探すような気持ちの惹かれあい…みたいなものを描いているんだと思います。
惹かれあう細かい心理描写が無くても、磁石のS極とN極が何もしなくても惹かれあうようにできている…それに似た「半身」という存在なんだと思います。
でもその感覚がわからない人にとっては全くもって感情移入できない作品であることは間違いないでしょう。

かなり若い人向け・中二病向けの作品です。

私がモヤモヤしてしまうのは、「この作品がメガヒットしてしまう世の中」に対して非常にモヤモヤしてしまうのです。

以前の記事で下記のようなコメントを頂きました。

今日の記事のモヤモヤ感、よくわかります。
私はアニメ、漫画オタクの中でもかなりな古狸のほうだと思いますが
「こ、これはなんかやばいんじゃ?」と何か直観的な危機感を感じています。
いや、オタクが市民権をそこそこ取れたのは助かりますがこういうのはそこそこでいい気がします。「過ぎたるは・・」なホラー。


私も同意見です…よくわからないんですけど「直感的な危機感」をビシバシ感じる…。

ちなみに新海監督のアニメは…過去の作品については酷評されているものや爆死したひどいものがけっこうあるみたいで…私も深夜に一挙放送されていたのをちょっと観ましたけど、コメントできないくらいひどいのもあります。
しかし、そういった紆余曲折を経て今回のメガヒットを生み出すことができた…と考えれば、それはそれですごい…のかもしれない。

『君の名は。』はおそらく、過去の作品から得た教訓を生かし、企画段階で綿密なマーケティングや分析がなされたんじゃないかな、と個人的に感じます。
制作委員会が立ち上げられたようですし、ブレーンが居て色々と助言をしたのではないでしょうか。(←私の勝手な想像です。)
また、どういったものを描いて、どういった宣伝を打って、SNSをどう使って拡散するか…などについても相当考えられていたのではないのでしょうか。
そして広告代理店の力もあったと思います。声優も以前の作品と比べて豪華ですから。

それにしても新海監督の作品は、背景などはすごくリアルなんですが、そのほかの部分から全然リアリティを感じないんですよね。無機質な感じ…それがイイのかもしれないけれど。
背景が実写に近いのに、人物は普通の二次元のアニメ絵だからすごく浮いている感じを受けます。でもそれを含めてもうそれが新海ワールドなんだ、と言われればそれまでだから何とも言えませんが、私はあまり好きじゃありません。
この人物の浮きっぷりがまた「無機質感」を際立たせているようにも感じられます。

『銀河鉄道の夜』や『耳をすませば』は未だに大好きですが、新海アニメはどうしても受け付けない何かが自分の中にあるんですよね。
やはり単純に私が歳をとってオバサンになったからかしら…?若い頃に出会っていたらハマっていたかもしれません。でもなんか基本的にモヤモヤするんですよね。不思議です。

ただ本当になんというか…こういった作品が政府ぐるみ(?)で持てはやされる世界って、いやはや色々な意味で凄い世の中になったなと感じます。
ジブリやディズニーがヒットするのとではまったくもって根本的に訳が違いますよ。
こんな言い方するのはアレかもしれませんが「秋葉原の非モテのオタクたちの情熱を結集させて美しく昇華して結晶化させたような作品」がメガヒットしてしまうって…日本は大丈夫なのでしょうか。

井筒監督なんかは『君の名は。』のヒットについて批判しているようですが、こういった風潮に対しキチンと酷評してくれる人がいるのは良いことだと思いますね…。

もちろん「この風潮を批判しているやつは頭が古いだけだ!今はもうそういう時代なんだ!」と言われればそれまでですが。

私がただオバサンになってしまっただけなのかもしれない…寂しいことです。

しっかし鮮やかさが目に突き刺さる作品だなとしみじみ思いました。
私の脳内の色彩認識キャパシティを超えていて目がチカチカします。
いや、とても綺麗ですけどね。「ああ、世界って美しいんだな」と感じさせてくれる力はあります。

ちなみに、以前ネット上で新海アニメのことを「動くラッセン」と表現している人の書き込みを見て笑ってしまいました。

ラッセン検索結果.jpg
↑これが「ラッセン 夕日」の検索結果です。たしかに…!!新海アニメはラッセンに通ずるものがありますな(笑)

それにしても、ちょっと新海監督の過去の作品の話になりますが…ちょっと…すごい…アレですね。アレです。正直ちょっとどうかと思う作品ばかりでした。

『秒速5センチメートル』だけはなんとか仕上がっている作品だと思いました。酷評している人も居ますが…。うん…私もどうも好きにはなれなかったです。いくらなんでも間が悪すぎる。
本来なら「抒情的で幻想的でどことなく哲学的な交わらない2人の物語」って私の大好物なはずなんですけど、ダメでした。見ていて信じられないくらいイライラした。風景は綺麗だけどさ。

ふと「これって男女別に感想に差が出るのかしら?」と気になり、色々と調べてみたり聞いてみたりすると、男は女が見てると思っていて、女は男が見てると思っている、という不思議な感想がチラホラありました。

<男性の感想>
男でこんな作品が好きなんてダメだろ。若い女子が好きそうだな思った。
<女性の感想>
男性が思う理想の女性が描かれてるって感じで、一部の男性から支持されてそうだなと思った。


↑こんなかんじで、感想も男女ですれ違うという不思議な感じに…(笑)

『言の葉の庭』に至っては「俺オッサンなのに感動して泣いた」という書き込みがある一方で「こんなのはヒロインと同じくらいの年齢の女性からしか共感されない作品だ」と言う男性の感想がありました。
では女性はと言うと「こんなんありえない」と辛辣な感想を書いていたりして、これまた不思議な結果に。
正直私もアレはないわ、と思いました。

新海アニメはいったい誰から支持されているのか…?
本当に人によって好き嫌いが分かれる世界観なんだなぁと思いました。
『君の名は。』についても批判している人やつまらないと言っている人いるし。

もちろん皆が皆納得のいく作品なんて描けないでしょうけど、色々な意味で…新海アニメが一般層に受け入れられたという今の世の中の不思議さについては、やっぱり考えさせられるものがあります。

いま改めて、ラピュタやトトロや耳すまの偉大さを感じますね…パヤオはやっぱりすごかったんだなぁ。

私のようなポンコツが偉そうに長々と語ってすみません。
タグ:君の名は