2012年08月09日

昭和のジュエリーの価値を再認識すべき!!


どうもごきげんよう。

なんだか語気の荒いタイトルを付けてしまいましたが、
今回は昭和のジュエリーについて語りたいと思います。

さて、今の世の中は現在進行形で不況ですよね。
そして、世界的な経済不安により、
金(ゴールド)の買い取り価格が高くなっています。
なので、現金化できるものは今のうちにしてしまおう、という風潮が強くなり、
各家庭の箪笥に眠っていた昭和のジュエリーが、どんどん売りに出され、
スクラップされて地金だけにされ、
文化価値やデザインの価値を無視され乱雑に売り買いされています。
これは由々しき問題ですよ。

まず日本のジュエリーの歴史についてですが、
日本は重ね着文化・着物文化なだけあって、ジュエリーの歴史はとても浅いです。
簪や帯留めのような品々は昔からあれど、
ネックレスやら指輪やらの品々が認識されはじめたのは
せいぜい大正末期~昭和初期からだと思います。
そして、一般庶民にまで浸透するようになるのは、戦後からでしょうかね。

その中でも特に注目したいのが、
昭和初期~バブル期に入る前までの、「昭和レトロ」なジュエリーです。

富裕層だけがジュエリーを手にした時代は終わり、
一般市民もジュエリーを手にできる時代が訪れ、
様々なジュエリーが出回るようになります。
しかしながらまだまだ天然宝石は高価ですので、
合成宝石がよく使われていたそうです。
さらにゴールドも貴重だったようで、
千本透かしという透かし掘りなどがなされ、
少しでも資源の消費を抑えようとしたようです。
しかし作りは割としっかりしていて、
バブル以降の大量生産品とは違った丁寧さがあります。

それらのジュエリーは、年月がたった今、
改めて眺めてみるととてもチャーミングだし、レトロ感がノスタルジックで素敵です。
やはり、着物にも難なく合わせることのできた「指輪」が、
ネックレスやイヤリングなどといった他のジュエリーよりも沢山存在しているように感じます。

特徴としては、でかい一個石が付いた、「おもちゃのような」デザインが多いですね。
(上の絵参照…私が描いた落書きですが。。)
※「昭和ジュエリー」などのワードで画像検索すると、
色々な素敵ジュエリー画像がヒットします。

だからつまり何が言いたいかと言うと…
「グッド・デザインな昭和レトロ庶民~中流ジュエリーを、やすやすと質屋に売るな!!」
ということが言いたいのです。。。

そりゃ、不況ですし、
お金に困って、少しでも現金化したいという人の気持ちはわかります。。
大地震も起きましたし…、手元に置いておいてもどうしようもない、
現金化したほうが良いに決まってる、という気持ちもすごくよくわかります。。。

しかしながら、守るべき文化は守らなきゃいけないのです。

安易なジュエリーリフォームもどうかと思います。。。
形見の品々や古きよきジュエリーを
「古くさいから今風のデザインにしたい」と安易に考えず、
そのままのデザインで後世に伝え残し、
100年超えさせてジャパニーズアンティークジュエリーにしたいと思いませんか…。

豪奢を極めた富裕層のアンティークジュエリーや、
昔の財閥の奥様が所持していたようなジュエリーの価値は認められて守られています。

しかし、昭和の庶民~中流に流通していたジュエリー文化も
もっともっと再認識されるべきです(*`Д´)ノ!!!

古いコスチュームジュエリーなんかもそうです。

ハイテクと合理主義に埋もれていますが、
身近な文化も守っていきましょうよ。


…なんか偉そうなことぬかしてんじゃねーよって感じですが、、
少しでもこういう考えが浸透してくれればいいなと思います。

今、若い女性のあいだで、レトロちっくなものとか、
アンティークっぽいもの流行ってるしね。

これを機にもっと再認識されるといいな…。



■余談
河出書房新社から出ている『華宵のおしゃれ教室』という本に、
大正~昭和初期頃の若い女性のファッションに関する様々なことがらが書かれているのですが、
その中に「指輪」という項目があり、
当時のジュエリー事情が描かれています。
(上の絵はその本から抜粋した華宵先生の絵の一部です。)

やはり指輪は最も身近なアクセサリーだったらしく、
女学生も親にねだって買ってもらい、身に付けていたそうです。

ここで疑問なのですが、
お金持ちの娘だけが高等女学校に行けた時代とはいえ、
いくら金持ちでも、ティーンエイジャーに高価な指輪を与えるもんですかね?

財閥令嬢とか華族令嬢ならば、
今の価値で何十万~何百万という指輪を持っていてもおかしくないですが…
それ以外の子女は、前述の合成宝石などを用いた
リーズナブルな指輪を買ってもらってたんじゃないのかなぁと…。
天然ものでも割と安価なガーネットやアメジストとかね…。

……と私は思うのですが、どうなんでしょうね…(・・;)?





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