シュヴァンクマイエルの代表作『アリス』を観てみましたv
ちょうどツタヤが半額だったのでvツタヤ半額のときって借りまくっちゃいますよね(笑)
『アリス』は1987年の作品です。
監督・脚本・美術はすべてヤン・シュヴァンクマイエル。
原案はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』
主演はクリスティーナ・コホウトヴァー。
なるほどねーなるほどねー…。
シュヴァンクマイエルがアリスをつくるとこうなるのか(笑)
すごいイメージ力ですね。感服しました。
シュヴァンクマイエルの頭の中は一体どうなっているのだろう…笑。
ルイス・キャロルの不思議の国のテイストを残しながらも、
どこかダークサイドに片足突っ込んだような描き方をしていますね。
不思議の国の入り口が勉強机の引き出しだし(笑)
お前らドラえもんかよ!みたいな(笑)
不思議の国が本当に不思議ですね。
生肉が動いたり、ベッドに羽根が生えてたり、骸骨ワラ人形が出てきたり、
クイーンとキングがハリボテだし…芋虫は靴下でできてるし…。
とにかくめくるめくイメージの提示にただただ驚きましたわ。
そして暗黒っぽい雰囲気がまた良し実に良しv
そしてすっごく象徴的…というか、意味深な演出が多いですね。
アリスが不思議の国に入るとき、コンパスの針で指を切ってしまって
血を流す…とか、靴を脱いだり靴下を脱いだり履いたり…とか。
少女の性的ななんかそーゆーのをあらわすための演出としか思えない。
それを含めて、非常に楽しく深い映画でした…。
ってか、ちょっと話変わりますが、Plastic tree(プラスティック・トゥリー)
っていうバンドの初期のころの雰囲気が、シュヴァンクマイエルの世界っぽい
気がするんですよね…。なんとなくですが…似ているような気がするんですが…。
そう思うのは私だけでしょうかね…?