まぁとにかくその後ウテナにハマってしまったんですわ。
youtubeで検索したら、なんと前39話全部配信されていて、
時間があるときにちょこちょこ観続け、
ほとんど網羅しました(我ながらすごくヲタクだな…)
で、やっぱり劇場版も気になって、借りてきましたよ。
『少女革命ウテナ~アドゥレセンス黙示録』は1999年の作品。
監督は幾原邦彦。
ストーリーは、テレビ放送されたストーリーとは繋がっておらず、
完全に新しい物語として制作されています。
でも登場人物とか設定とかはテレビ放送と同じなんです。
だから、これはテレビ放送されていた物語を熟知していないと
理解できない作品です。映画単品としての作品ではないな…うん。
あらすじは…ある日、鳳学園高等部に
男装の女生徒・天上ウテナが転入してきました。
ウテナはそこで2年前に別れた桐生冬芽と再会します。
ウテナは桐生と謎の指輪“薔薇の刻印”により空中庭園の
薔薇園に導かれ、理事長の妹である長髪褐色の“薔薇の花嫁”
姫宮アンシーと出会います。そしてウテナは、まともに武器も
持たぬまま、薔薇の花嫁をめぐる奇妙でお耽美な決闘ゲーム
に巻き込まれてしまうの…みたいなお話です。
なんてゆーか…すっごく素敵でした…(うっとり)
ファンにはたまらないんじゃないでしょうかね。
ところどころツッコミを入れたくなるようなシーンも多々
ありますが、全体的にクオリティの高い仕上がりになっている
と思います…日本のアニメってすごいね。
背景も美しく独創的で、テレビ版でもふんだんに使われた
シュールレアリズムちっくな雰囲気がすごく素敵でした。
そしてストーリー…に関してですが、
なんて言うか、この『少女革命ウテナ』という作品の持つ
核や教訓が、テレビ版よりかなり象徴的かつわかりやすく
提示されているような感じを受けました…うん。
クライマックスは感動しました。
『お姫様と王子様』という一種の隔絶された世界で既成の役割を
やらされていた少女たち(一応少年・青年たちも)が、
外の世界へ向かって行こうとする勢いが…なんか良かったv
最後にアンシーとウテナがふたりで力を合わせて
既成の殻を突破し、外の世界へと旅立つシーンに心打たれました。
「ああ…だから“少女革命”なんだ…なるほどね」と悟りました。
アンシーとウテナは究極的には同一人物ですね…。
テレビ版でもそう感じました。
テレビ版の最終話でウテナは消滅しますが、それは
アンシーが目覚めたからなんじゃないかなーと。
あ…なんかすっごいオタクな記事でスミマセンね。