2016年08月24日

1947年の婦人雑誌『スタイル』に載っている広告

1947年発行スタイル表紙.jpg
以前、1961年の『女性自身』に掲載されていた記事などを
いくつかご紹介しましたが、この『女性自身』を購入した際に、
一緒に1947年に発行された『スタイル』という雑誌も購入していました。
今回はその『スタイル』に載っている昭和レトロ感漂う広告をご紹介します。

ちなみに…1947年と言えば終戦直後です。
とにかく物不足だったようで、編集後記にはこんなことが書かれています。

1947年発行スタイル編集後記.jpg

<編集後記>
新聞やラジオなどで用紙の不足は読者の皆様もご存知のことと思ひます。
その不足振りが、実は想像を絶する物凄さなので、
本誌も二月号から大分部数減少するの已むなきに至りました。
おまけに石炭不足による電力制限で工場の能力も低下していますので、
輸送難に加え、発行日の遅延が容易に快復出来ず、本当に申し訳なく思つてをります。
誌代の値上げも、さういふ事情に由来するので何卒幾重にも御了承下さるやうお願ひします。
その代わり頁数と最少部数は絶対に確保し、編集の充実を以てそのお詫びに代へるやう
編集部一同は益々精進を誓つてをります。
私たちのこの微意を何卒御汲取り下さるやうお願ひしたいと思ひます。(編集部)


…だそうです。すごい切迫した雰囲気が伝わってきますね(涙)
>その不足振りが、実は想像を絶する物凄さなので
↑想像を絶する物凄さ……本当に物凄かったんでしょうねきっと…(;´Д`)
ちなみにこの編集後記の上に描かれている漫画…オチがいまいちよくわかりません(笑)

1947年発行スタイル裏表紙.jpg
裏表紙はカラー広告の一覧になっています。仁丹が目立ちますね。

1947年発行スタイル広告2.jpg
婦人雑誌ですから、やはり化粧品の広告が多いですね。

1947年発行スタイル広告.jpg
この右上にある「婦人ベルト」という広告ですが、
ファッションベルトではなく、おそらく生理用品だと思います。
昔は「月経帯」とか「月経ベルト」と言って、なんというか…
ベルト状の、布地を支えるようなもの(?)が売られていたようです。

それにしてもこの雑誌、紙質もザラザラでとても薄く、
戦後って本当に物不足だったんだな~というのがひしひしと伝わってきます。


この記事へのコメント
わっ☆しばらく来ないうちに続々と更新が!
しかも中身の濃い記事ばかり。。。
イオさんって何もの?って思ってしまいました。
(^^)

敗戦でボロボロになりながらも、必死で起ちあがろうとしているころの日本。
そんな姿を連想します。
ちょうどこのころには、岩波文庫はもう純文学を出していました。
きょう食べる御飯にも困っていた時代のはずなのに・・・
己を高く持することをやめなかったことが、立ち直ることのできた原因のひとつかも・・・っていうのは、きれいごとすぎる解釈でしょうか。

古びた雑誌の紙たちの、薄ぼけたようすから、ついいろんなことを考えてしまいました。
Posted by 柏木 at 2016年08月27日 23:06
柏木さま>
いやぁ…自分でもホントに暇人だなぁと思います(笑)
更新頻度もムラがあるので…やる気になるときとならないときの差が激しいんです(>_<)

終戦して、わりとすぐに色々なことが一気に花開いて行きますよね。
戦時中、我慢させられてたものが一気に噴出するかのような感じで…。
日本人の持つ、妙に凝り性で真面目な民族性には驚かされますよね。

あの編集後記からは何とも言えない熱意が伝わってきます。

Posted by イオ at 2016年08月28日 17:24
下から二番目の化粧品広告に、萌え言葉がありました。
いわく、
> 若肌
なんとも「なまめかしい」言葉ですね。

思いついた用例。
――吸血鬼は令嬢に迫っていくと、
飢えた唇をその若肌にじんわりと這わせていった。

フラチですみませぬ。 ^^;
Posted by 柏木 at 2016年08月29日 01:03
柏木様>
「若肌」…なるほどちょっと萌えますね(笑)

今はあまり使わない独特な言い回しが
なんとも面白いですよね。
たしかに小説の一説にありそうな言い方ですな。
Posted by イオ at 2016年08月30日 14:31
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