2012年12月18日

巨神兵東京に現わるとエヴァQとナウシカ


前回の記事に続きまして…
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと同時上映された、
『巨神兵東京に現わる』の感想を書きます…。

『巨神兵東京に現わる』とは、すごく簡単に言ってしまえば、
庵野監督が宮崎駿監督にナウシカの巨神兵の使用許可?を得て
制作した特撮企画ショートムービー…です。
詳しくはWikipediaへどうぞ。

~ここから先はエヴァQのネタバレ含みます~

巨神兵東京に現わる…
うん。現れましたね。現れてました。
ナウシカ原作版の大ファンとしては、
オーマ!!リアルオーマだわ!!と思ってちょっと興奮しました。
始めは特撮独特の雰囲気がチープに感じられてしまいましたが、
次第に引き込まれていき、都市破壊の容赦のなさはなかなかの迫力でした。

で、このショートムービー…
エヴァQにどうも繋がっているように感じるんですよね。
というか、鑑賞者は誰もがそう思ったに違いないはず。
そしておそらく、鑑賞者にそう思わせて悩ませるように、
制作者サイドは思わせぶりな制作をしたんだろうなと感じます。

エヴァQにおいて、サードインパクト後の廃墟風景が、
「巨神兵が暴れた後」に見えてしまうんですよ。
そしてそれらとナウシカ原作版とを繋ぎあわせると……

シンジくんがあれやこれやしてサードインパクトの引き金を引いてしまう

サードインパクトによって予め設定されていたプログラム発動

そのプログラム=巨神兵の出現

火の七日間で人類ほぼ滅亡

生き残った人たちが色々がんばる
<ここまでがエヴァQ>

その後、続編(一体何年後になるのだろう…)で
生き残った人たちがさらにがんばる?

エヴァはひとまず完結するだろうけど
まさかハッピーエンドにはなるまい

残った人たちもいずれ滅亡する?

さらに生き残った僅かな人たちが、
ゆくゆくは未来人となり、
最終的にナウシカの世界に繋がる?

人類補完計画ってのはナウシカ原作版の最後に、
ナウシカが破壊した過去の人間の叡智プログラム??


……私の脳内ではこんなふうに繋がってしまいました。
ナウシカ原作ファンでエヴァも好きって人は、
たぶん多かれ少なかれこう考えちゃうと思うなー…。


以上、暇人のたわごとでした。。
あ、絵はわたしのラクガキです。。




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2012年12月16日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qを観てきました。

ううーーーーん……………
感想をひとことで言うと「ワケわからん」です。
あと「アスカたん格好いい!!」です。

なんつーか、、エヴァって「良作」だとか「駄作」だとかを
判断するような認識の範疇を超えている気がします。
最初っから常に「問題作」だわね。

まぁ、
「ワケわからんけどなんかすごい」
「消滅願望、終末、哲学的、形而上学的」
…というある種の独特な“エヴァという雰囲気”を楽しむ、又は、
“エヴァという世界観を感覚的に捉えて受容する”のが、
エヴァの正しい鑑賞の仕方のような気がします…。
こんなこと言ったらコアなファンに怒られるかなあ(^_^;)

アニメーションとしてはやっぱり綺麗ですね~
メカとか使徒の描写はアニメーションというよりCG!って感じですが。
廃墟や赤い海、禍々しいけど美しい退廃美の描きかたはさすが!と思いました。

すげーどーでもいい話ですが、、
私が昔描いた『青い鳥』って絵の廃墟部分が
今回の映画内に出てくる赤い廃墟に雰囲気が似てたw
私の女性画以外の絵って、何となく総じてエヴァっぽいな…。
知らず知らずのうちに影響受けてるんだろうなぁ。。

てか、新劇場版エヴァって、様々な広告やらタイアップやらしまくってますよね。
髭そりとか…目薬とかコーヒーにお菓子にアレコレと。
多感な時期にエヴァに出会った20代後半~30代はなにもしなくてもホイホイされますが、
そうじゃない世代や非ヲタにも受け入れられているのは、
この広告やらタイアップやらのお陰なのでしょうかね。

それにしても…、
マヤ文明やらの終末論が盛んになっているこの時期に、
このような世界観の映画を公開することはすごく良いタイミングですよね。
そういやアニメ放送開始時は90年代末で、
世紀末の雰囲気、ノストラダムスの終末論…などで、
世の中がエヴァにマッチングしていたなぁ。

追記に、ネタバレ含む感想(ツッコミ?)を書いています。⇒★続きを読む★
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2012年07月14日

ピーターラビットの作者の半生を描いた『ミス・ポター』を観ました


最近観た映画のなかで、
静かな感動を感じたのが『ミス・ポター』です。

この映画は、クリス・ヌーナン監督による2006年の映画で、
児童文学作家であり画家でもあった
ビアトリクス・ポターの半生を描いた作品です。
ピーターラビットを始めとする
彼女のキャラクターがアニメになり、映画内に登場しています。

とにかく、主演のレニー・ゼルウィガーがとっても良い雰囲気です。
彼女の演技は独特な旨味があって好きです。
また、20世紀初頭のイギリスの雰囲気も素敵で、
ビアトリクスはあの時代の上流階級の令嬢なため、
ブルジョアな空気や振舞い、
ヴィクトリアンな内装や服装が再現されており、
そういった文化が大好きな人は、それなりに堪能できます。

ストーリーもまた素敵ですな。
実際にあったお話というのがまた感慨深いです。
ピーターラビットを始めとする作品たちがヒットして、
ベストセラーになるまでの描かれかたは割とあっさりしています。
どちらかと言うと、ビアトリクスの人生観や生き方やLOVEに
ストーリーの重みが置かれているのかなという印象ですね。

ちなみに、ビアトリクスの空想世界や
内面の葛藤等を描くときに
彼女のキャラクター達がアニメになって登場して動くんですけど、
これがまたカワイイんだ~(´∀`)
特にウサギの馬車がめちゃめちゃ可愛かった♪

とにかくそんなこんなで、
とてもすばらしい作品でした。

ビアトリクスの生き方は立派ですね。
羨ましいです。

個人的には、
…30過ぎた独身女で絵描きで空想好きな不思議ちゃんが、
遅咲きながら成功し、
立派に生きてゆくというのにかなりジーンとしました。



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